音楽ストリーミングサービスとは?BGMに利用しても大丈夫?

公開日:2022/10/15  最終更新日:2022/09/27


近年広く普及している音楽ストリーミングサービス。便利で使い勝手もよいため、オフィスや店舗のBGMに使いたいと考える方もいるかもしれません。しかし、個人向けに提供されている音楽ストリーミングサービスをBGMに利用することには注意が必要です。今回は、音楽ストリーミングサービスの種類や特徴、BGM利用での注意点などについて紹介します。

音楽ストリーミングサービスとは

音楽ストリーミングサービスとは、インターネット上の音楽データにアクセスしすぐに再生できるストリーミング方式を採用した音楽サービスのことです。データをダウンロードせずにスマートフォンなどのモバイル端末で音楽を聴けて、アプリで手軽に利用できるのが魅力です。

主な音楽ストリーミングサービス

音楽ストリーミングサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは主要な音楽ストリーミングサービスを4つ紹介します。

Apple Music(アップルミュージック)

Apple MusicはApple社が提供する音楽ストリーミングサービスで、およそ7,000万曲以上もの楽曲を自由に聴けます。iOS端末だけでなくandroid端末でも利用できますが、とくにApple製品との親和性が高く、Apple WatchをはじめAir PodsやCarPlayなどでSiriを介して音楽を流すこともできるなど、さまざまなApple端末でコントロールできるという点が便利です。

アメリカで提供されているサービスなので、洋楽のラインナップが充実していることもメリットでしょう。楽曲のレビューやアーティストへのインタビューなどの情報も充実しているので、幅広いラインナップからじっくり楽曲を選ぶという楽しみ方もできるでしょう。「普段からiPhone、iPadなどのApple製品をメインに使っている」「豊富な選択肢から選びたい」という方におすすめの音楽ストリーミングサービスです。

Amazon Prime Music(アマゾンプライムミュージック)

Amazon Prime MusicはAmazon.comが運営する音楽ストリーミングサービスです。Amazonユーザーの中には、送料が無料になる「Amazonプライム」というサブスクリプションサービスに加入している人も多くいますが、この「Amazonプライム」加入者なら誰でも200万曲が聴き放題になる音楽ストリーミングサービスのプランを利用できます。

送料が無料になるだけでなく、Amazon Prime MusicやAmazon Prime Videoなどのサービスが自動的に利用できるのが「Amazonプライム」の最大のメリットでしょう。会員の方にはぜひ利用してみてほしい音楽ストリーミングサービスです。

YouTube Music(ユーチューブミュージック)

YouTube MusicはYouTubeが提供する音楽ストリーミングサービスで、サブスクリプションとして公開されている楽曲だけでなく、ライブバージョンやカバー、カラオケ音源といったYouTubeにアップロードされた動画の音声もあわせて楽しめるのが特徴です。

YouTubeにも動画を広告なしで視聴できる「YouTube Premium」というサブスクリプションサービスがあり、YouTube Premiumの会員ならば追加料金なしでYouTube Music Premiumを利用できます。普段からYouTubeをよく利用する人やYouTube Premium会員に適した音楽ストリーミングサービスだといえるでしょう。

Spotify(スポティファイ)

Spotifyは、スウェーデンのスポティファイテクノロジー社が提供している音楽ストリーミングサービスです。ほかのサービスよりも比較的早い2016年から日本でもサービスの提供を始めていて、音楽ストリーミングに特化しているため、使いやすさや関連アーティスト・曲のおすすめ機能などはほかサービスよりも優れているといわれています。自分で探さずにおすすめの楽曲を提案してほしいという方に最適でしょう。無料プランが充実しているので、まずは無料で試してみたいという方にもおすすめです。

音楽ストリーミングサービスのメリット

続いて、音楽ストリーミングサービスのメリットを見ていきましょう。

いろいろなアーティストの曲を手軽に聴ける

音楽ストリーミングサービスでは、一つひとつの楽曲を購入しなくてもすぐに聴けるため、いろいろなアーティストの曲を手軽に聴けるというメリットがあります。できるだけ多くの楽曲を試してみたいという比較的ライトなユーザーやから、新しい分野を開拓したいという音楽好きまで、さまざまな人が楽しめるのではないでしょうか。

ダウンロードしないので端末の容量を消費しない

ストリーミング再生では音楽データにその都度アクセスして再生するため、スマホなどの端末に大量のデータをダウンロードする必要がなく、端末の容量を圧迫しないという点もメリットとして挙げられます。一方、ダウンロードしてオフライン再生できる機能もあるため、お気に入りの曲やよく使うBGMなどはダウンロードしておきオフライン再生をすることで、通信環境のない場所でも音楽を楽しめるほか、通信料の節約も可能です。このような使い分けができるのもメリットのひとつではないでしょうか。

自分でプレイリストを編集できる

音楽ストリーミングサービスは豊富な楽曲を扱っており、その中から自分好みのプレイリストを作れます。好きなアーティストのプレイリストや、シーンに合わせたプレイリストなど自由自在に編集できるだけでなく、作ったプレイリストを共有できる機能があるサービスもあります。好みの似ている人が作ったプレイリストを参考にすれば、より自分好みの楽曲や新しい音楽の発見にもつながるでしょう。

レコメンド機能が利用できる

音楽ストリーミングサービスには、おすすめの楽曲を表示するレコメンド機能がついています。会員数の多さが特徴の音楽ストリーミングサービスでは、さまざまなユーザーの傾向を分析し、それぞれのユーザーにおすすめの楽曲を提案する機能を充実させています。自分で探さなくても簡単に好みの音楽を楽しめるので、ユーザーに喜ばれる機能です。

音楽ストリーミングサービスのデメリット

このようにメリットの多い音楽ストリーミングサービスですが、デメリットはあるのでしょうか。デメリットを挙げるとすると次の2つです。

通信環境が悪いと音が途切れることがある

音楽ストリーミングサービスは、インターネット環境が整っていることではじめて機能するサービスです。インターネット環境のない場所では利用できないこと、通信環境が悪いと音が途切れやすくなることがデメリットといえるでしょう。

特定の楽曲しか聴かない場合は割高になる

毎月料金が発生する音楽ストリーミングサービスは、決まったアーティストや特定の楽曲しか聴かないという人にとっては割高で、あまりメリットを感じられないかもしれません。聴きたい楽曲が明確に決まっている場合は、iTunes Storeなどで楽曲を購入する買い切りサービスが適しているでしょう。

音楽ストリーミングサービスをBGMとして利用できる?

便利な音楽ストリーミングサービスですが、実はオフィスや店舗のBGMとして使用することは禁止されているのです。音楽ストリーミングサービスをBGMに利用できない2つの理由を以下に解説します。

個人で楽しむ範囲に限定されている

音楽ストリーミングサービスは、個人で音楽を楽しむことを目的として提供されています。規約にも個人で楽しむ範囲に限定されることが明記されており、店舗BGMなどの営利目的で利用することは禁止されているのです。

音楽の著作権が関わるため店舗のBGMには使えない

商用利用ができないのは、著作権が大きく関わってくるためです。音楽にも著作権があり、個人で楽しむ範囲を超えての利用は著作権法に違反してしまうのです。店舗やオフィスでBGMとして流すためには、楽曲の著作権を管理する団体に利用申請を行う必要があります。

オフィスや店舗で音楽ストリーミングサービスを利用するには

では、著作権の問題をクリアしてオフィスや店舗でBGMを流すためにはどうすればよいのでしょうか。著作権申請、著作権フリーの楽曲を使うといった方法のほかに、オフィスや店舗でBGMを流すことを目的としている音楽ストリーミングサービスを利用するという方法があります。

権利者の許可を申請する

手持ちのCDやダウンロードした楽曲をBGMとして流すためには、JASRACなどの著作権管理事業者への申請および手数料の支払いが必要となります。楽曲によって申請窓口が異なるため、よく確認してから問い合わせるようにしましょう。うっかり申請をせずにBGMとして流してしまうと、不正利用とみなされ訴訟問題に発展する凝る恐れもあるため注意が必要です。

著作権フリーの音楽を使う

著作権フリーで商用利用ができる音楽もあるため、そういった楽曲を利用するという方法もあります。著作権フリーの音源を扱うサイトは、インターネット検索でいくつか見つけられます。無料でBGMを流せるのが最大のメリットですが、楽曲が限られていたりダウンロードした音源から自分でプレイリストを作る必要があったりとやや使い勝手に難があることも把握しておきましょう。

店舗用BGMサービスを利用する

個人向けに提供されている場合が多い音楽ストリーミングサービスですが、オフィスや店舗向けにBGMを流すために作られた音楽ストリーミングサービスも存在します。すでに著作権申請が済んだ楽曲を扱っているため、煩雑な著作権申請を省いて簡単に使えるのが大きな魅力です。とくに、スマホやタブレットなどのモバイル端末ですぐに利用できる音楽ストリーミングサービスのアプリが便利でしょう。

邦楽や洋楽、クラシックなどはもちろん、ジャズやボサノバなど幅広いジャンルの音楽を扱っているため、オフィスや店舗の雰囲気づくりにも役立ちます。個人用音楽ストリーミングサービスに比べると月額使用料は高くなりますが、店舗の印象を左右するBGMを手軽に利用できるこうしたサービスには、充分投資する価値があるのではないでしょうか。

まとめ

いろいろな楽曲を手軽に聴ける便利な音楽ストリーミングサービスですが、オフィスや店舗のBGMに利用することは禁止されています。BGMに利用するなら、オフィスや店舗でのBGM利用を目的に作られた音楽ストリーミングサービスを導入するのがおすすめです。これなら、著作権の処理が済んだ幅広い楽曲からオフィスやお店の雰囲気づくりに役立つBGMを手軽に流せます。それぞれのサービスによって月額や特徴も異なるため、まずはいくつか比較検討し、自分のオフィスや店舗に合うサービスを選んでみてはいかがでしょうか。

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