カフェを開業するならBGMも重要!雰囲気に合った音楽の選び方とは

公開日:2022/10/01  最終更新日:2022/09/27


カフェの開業を目指している方は、おいしいコーヒーや料理、おしゃれな外観やインテリアなどこだわりたいポイントがたくさんあるのではないでしょうか。同じくらいこだわってほしいのがカフェのBGMです。今回はカフェの雰囲気づくりに欠かせないBGMの役割や選び方、知っておくべき著作権の問題などについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

カフェの雰囲気をよりよくするには音楽がかかせない

音楽のかかっていないカフェは存在しないと言い切ってもよいほど、カフェにとってBGMは大切な存在です。「おいしいコーヒーと癒されるBGMでリラックスできた」「集中力の高まるBGMでカフェでの仕事がはかどった」といった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

カフェのBGMは、お客さんにお店の雰囲気やコンセプトを印象付ける重要なツールです。お客さんの求めている雰囲気を演出できれば「このカフェにまた行きたい」と思わせることができ、売上アップにもつながるでしょう。BGMの印象はカフェそのものの印象を大きく左右するため、どのようなお店にしたいかをしっかりイメージし、コンセプトを明確にしながら曲選びをするとよいでしょう。

カフェでBGMを流すことで得られる効果

カフェにとって重要なBGMによる効果は単なる雰囲気づくりにとどまらず、次のような効果もあるとされています。

リラックス効果

まずは聴く人の精神を落ち着かせるリラックス効果です。音楽を聴いて気持ちが落ち着いたということは多くの人に経験があるかもしれませんが、音楽にリラックス効果があるというのは昔から揺るぎない事実なのです。歴史上の記録には、まだ麻酔もない時代の古代エジプトで出産をする妊婦の痛みや苦しみをやわらげるために音楽を聞かせていたという話が残されており、音楽が鎮痛剤や精神安定剤のような役割で利用されていたことが明らかになっています。

マスキング効果

もうひとつの注目すべき効果が聴覚のマスキング効果です。マスキング効果とは、音と音が重なり合うことで音が聞き取りにくくなる効果のことで、特定の周波数で音同士が打ち消し合うために起こる現象だといわれています。カフェでBGMを流すと、このマスキング効果が働くことで他人の話し声や食器の音といった不快な雑音を軽減し、居心地のよい空間にできるのです。

感情誘導効果

BGMには、人の気持ちを動かす「感情誘導効果」があるといわれています。たとえばアップテンポの音楽を聴くと気持ちが盛り上がって興奮したり、逆にスローテンポな曲を聴くと穏やかで落ち着いた気持ちになったりと、BGMによって感情を誘導できるのです。お客さんの性別や年齢層に合わせたBGMを選択すれば、感情誘導効果を活用して購買意欲を駆り立て、売上アップにつなげることもできるでしょう。

カフェの雰囲気に合ったBGMの選び方

BGMはお店の印象に直結するといっても過言ではないため、カフェの雰囲気に合ったBGMを選ぶことが何よりも重要です。ここでは、BGMの具体的な選び方を3つ紹介します。

お店のコンセプトに合わせる

一番に意識したいのが、お店のコンセプトに合わせるということです。新鮮でおしゃれなイメージを演出したいならジャズ、やさしい雰囲気にしたいならヒーリングミュージック、勉強や仕事に集中できる環境にしたいならクラシックというように、お店のコンセプトやメインターゲットの来店目的をそのまま反映したような音楽を選ぶとよいでしょう。

時間帯に合わせる

お店のコンセプトに合わせてBGMを選ぶのが基本ですが、応用として時間帯に合わせてBGMを変えるという方法も効果的です。カフェの客層は時間帯によって大きく変化するものです。たとえば朝は出勤前のサラリーマンやOL、ランチタイムには主婦や年配者、夕方以降はファミリーやカップルが増えるというように、お店ごとに客層の変化があります。

こうした変化に伴い、朝はソフトロック、昼はボサノバ、夕方以降はジャズを流すなど柔軟にBGMを変えている店舗もあります。まずは自店舗における時間帯ごとの客層を分析し、それぞれの客層にマッチしたBGMを選んで試してみるのがおすすめです。

その日の天気に合わせる

天気に合わせてBGMを選んでみるという方法もあります。たとえば雨の音には人の心を落ち着かせる効果があるため、雨の日はあえて雨音を強調するような静かな曲を選ぶというのも効果的です。「雨で憂鬱だから気分の上がる曲を」とつい考えがちですが、外の雰囲気とあまりにもギャップがあると落ち着かずリラックスできない場合もあります。その日の天気やお客さんの気分にそっと寄り添い、より居心地がよくなるような曲選びを心がけましょう。

カフェの雰囲気に合ったおすすめの音楽

人気のカフェで流れていることも多い、カフェの雰囲気づくりにぴったりな音楽のジャンルを3つ紹介します。

ジャズ

ジャズはもともとブルースから発展していった音楽です。音楽の主流である8ビートを刻むブルースに対し、ジャズは半分の4ビートでリズムを刻むという特徴があります。速い曲調の曲でもゆっくりと聞こえるため、カフェのお客さんをリラックスさせることができるでしょう。

リズムが頻繁に変化するため長時間いても飽きのこない音楽であると同時に、リフレッシュややる気アップにも効果があるため、お客さんが適度なタイミングで席を立ってくれることも期待できます。もちろん人にもよりますが、ジャズはリラックスできる癒しの空間を演出しながらもお店の回転率を損なわない、バランスの取れたBGMだといえるでしょう。

ボサノバ

ボサノバはブラジルのサンバやジャズなどいろいろなジャンルの要素を取り込んだ、軽快なリズムと優しい和音が魅力の音楽です。サンバほど陽気でなく、ジャズほどはクセのない、ちょうどよくやわらかな音色で、明るく爽やかな空間を演出します。陽気で軽快なリズムは聴く人に爽やかさをもたらし、カフェ全体に明るく軽やかな印象を与えます。ポルトガル語や英語で歌われているものが多いので、お客さんの会話を邪魔しないというメリットもあるBGMです。

ヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックは比較的メロディーやリズムの変化が少なく、おだやかな響きをもつ落ち着いた音楽です。ヒーリングミュージックを聴くと脈拍数が減少したり、ストレスや痛みがやわらいだりする効果があることが医学的にも証明されています。ヒーリングミュージックを用いてリラックスできるやさしい空間を演出するためには、BGMの音量を上げすぎずに、さざ波や雨音のような自然音と同じくらいの音量でそっと流すのが効果的です。

知っておきたいカフェで流すBGMの著作権

最後に、カフェでBGMを流すなら絶対に把握しておくべき著作権のことについて解説します。音楽には著作権があるため、手持ちのCDやダウンロードした楽曲を個人で楽しむ範囲を超えて利用することは違法とされています。カフェでBGMとして流すことは営利目的とみなされ、違法になります。使用料を払わずにBGMを流してしまうと訴訟問題に発展する恐れもあるため、きちんとした申請や適切なサービスの利用を心がけましょう。

CDを流すならJASRACへ申請が必要

市販されているCDなどの音源をBGMとして流す場合、著作権の手続きと使用料の支払いが必要になります。JASRACなどの著作権管理事業者に書面で申請を出し、申請が受理されて使用料の支払いまで終えればようやくCDでBGMを流せるようになります。

申請と支払いが済んでいる店舗はJASRACからステッカーが配布されるので、店内に掲示しておくとJASRAC契約店であることを明示することができ安心です。ただし、申請からBGMが流せるようになるまでに約2週間という時間がかかるため、開業までに急ぎで間に合わせたい場合などは不向きかもしれません。

有線放送で流すこともできる

有線放送の利用料を支払って、有線放送でBGMを流すこともできます。有線放送の利用料金はJASRAC申請よりもやや高額ですが、申請手続きをしなくて済むことや楽曲のバリエーションが豊富なことなどがメリットだといえるでしょう。

店舗用BGMサービスを利用するのがおすすめ

JASRAC申請や有線放送のほかに、店舗用BGMサービスを利用するという方法もあります。店舗用BGMサービスは、サービスを展開している事業者が直接JASRACと契約しているため、利用者側は煩雑な著作権申請の手続きをする必要はありません。

また、JASRACのように利用までに時間がかかることもなく、当日利用が可能なサービスもあるなどスピーディーに利用を開始できるのも、何かと忙しい開業準備時には嬉しいポイントです。音楽のジャンルもかなり豊富で、カフェの雰囲気や客層に合わせて自由にBGMを選べます。どんなBGMを選ぶべきか迷ってしまうという方は、BGMのプロが作った質の高い選曲から成るプレイリストを利用するのもおすすめです。業種やジャンル、季節や時間帯、イメージなど細かくカテゴライズされた楽曲から自分のお店にぴったりのBGMを見つけられるでしょう。

サービスによっては「勉強に集中する」「仕事のミーティングをする」「誕生日を祝う」などと具体的なシーンを想定したプレイリストを用意している場合もあり、その日来店しているお客さんによりマッチした空間を演出できます。月額使用料や設置工事の有無などそれぞれのサービスにより特徴が異なるため、まずはいくつか気になるものを比較検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

BGMはカフェの雰囲気づくりに欠かせない、重要な要素です。お店のコンセプトをはじめ、時間帯や天気、お客さんの気分にぴったり合ったBGMを選択できれば、お客さんの居心地がぐっとよくなり「また行きたい」と思わせることができるでしょう。そんな大切なBGMですが、軽い気持ちで利用料を払わずに流してしまうと、著作権法に違反してしまう恐れがあります。安心して店舗のBGMを利用したいなら、著作権申請済みの店舗用BGMサービスを導入するのがおすすめです。導入までの手続きや設置もサポートしてくれる場合があるので、カフェの開業を控えている方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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