オフィスに音楽は必要?オフィスにBGMを導入するメリットとは

公開日:2024/03/15  最終更新日:2024/03/13

オフィス音楽

オフィスでBGMを流すことの効果について考えてみましょう。BGMが与えるメリットには集中力の向上や雰囲気の緩和、チームの結束力強化などがあります。しかし、選曲を間違えるとストレスの原因になる可能性もあるので、慎重に選ぶことが重要です。本記事では、BGMを導入する利点や注意点、さらに著作権についても解説していきます。

オフィスにBGMを導入するメリット

働き方の変革が求められる今、オフィスの役割も変わりつつあります。以前のような無音のオフィスではなく、エンゲージメントや創造力を促進する場へと変化しつつあるのです。そして、この新たなオフィス空間を構成する要素の一つが「音」です。

無音で静まり返ったオフィスではコミュニケーションが取りづらく、集中力も低下しやすいですが、ここにさりげなく流れるBGMがあれば、会話がしやすくなるだけでなく、余計な雑音から耳を遠ざけ、仕事に集中しやすくなるのです。

つまり内装や照明と同様に、「音」もオフィス空間をより快適で効率的なものにする重要な要素となっています。オフィスBGMは、作業環境を快適にし、社員のコミュニケーションや創造性を向上させるための有効なツールです。

モチベーションや生産性、集中力の向上

音楽は気分を前向きにさせ、社員のモチベーションを高める効果があります。また、忙しい業務の合間や、ストレスが溜まった時にBGMを聴くことで、気持ちをリフレッシュさせる効果もあります。

BGMはオフィスの雰囲気を和らがせ、気分転換にもなるため、作業効率を高めることにも繋がるといえるでしょう。また、BGMにはマスキング効果もあり、環境音や他の音をかき消すことができます。この効果により集中力が高まり、より作業効率の向上が期待できるのです。

企業イメージの向上やコミュニケーションの促進

適切なBGMの選曲によって、企業のイメージを高めることができます。たとえば、受付ではクラシック音楽を流すことで上品な雰囲気を演出したり、待合室では気持ちが落ち着くようなBGMを流すことで、企業の印象を良くすることができるでしょう。

また、BGMが流れている空間では、静まり返った空間よりも話しやすい雰囲気が生まれるため、社員間のコミュニケーションも促進され、チームワークの向上が期待できます。

オフィスBGMの効果的な活用方法

オフィスBGMを効果的に活用するための方法はいくつかあります。まず、時間帯に応じてBGMを切り替えるという活用法です。朝は穏やかな曲でリラックスした雰囲気を演出し、午後には集中力を高めるテンポの速い曲を流し、夕方にはストレスを軽減するBGMを選択します。

また、エリアごとにBGMを変えることも効果的です。会議室では静かなBGMで集中力を高め、リラックスルームでは心地よい音楽でリフレッシュを促し、共有スペースでは活気ある曲でコミュニケーションを活発化させます。

さらに、重要な情報やイベントのアナウンスをBGMに合わせて行うことで、従業員への情報伝達をスムーズに行えます。これらの方法を組み合わせることで、オフィスBGMは従業員の心身の健康維持に貢献し、生産性やオフィスの雰囲気向上に寄与します。

しっかりとした計画を立て、オフィス環境に合ったBGMを導入することで、より良い職場環境を実現できるでしょう。

選曲を間違えるとストレスになる可能性もある

オフィスでのBGM導入は、社員のストレス軽減や生産性向上を目指すものの、選曲を誤ると逆にストレスを増加させるリスクがあります。そのため、BGMを導入する際には以下の注意点を押さえることが重要です。

まず、音量については控えめに設定しましょう。大音量は業務の妨げになり、集中力を低下させる可能性があるためです。また、音響機器の不調によるノイズもストレスの原因となりますので、設備の調整には十分注意してください。

次に、従業員の好みを考慮して選曲することも大切です。音楽の好みは人それぞれであり、不快感を与える可能性がある曲を選ばないように配慮しましょう。また、歌詞のある音楽はオフィスBGMには不向きです。歌詞が耳に残ると集中力が削がれるため、自然音など歌詞のない音楽を選ぶことが望ましいでしょう。

さらに、流す時間帯にも注意が必要です。スローテンポの曲や自然音はリラックス効果がありますが、眠気を誘う可能性もあります。そのため、午後の眠気を誘発しやすい時間帯に流すことは避けるなどの対策が必要です。

理想的なBGMとしては、集中力や創造力を高め、モチベーションを向上させる効果があるとされるクラシック音楽や環境音などです。心を落ち着かせリラックスさせる効果が期待できるためおすすめです。

また、脳内のアルファ波を増幅させ、ストレスの沈静化や脳の活性化にも寄与するとされています。オフィスBGMを導入する際は、従業員のフィードバックを積極的に収集することで適切なBGMを選曲することができるでしょう。

適切なBGMは、職場環境の改善につながり、社員のストレス軽減や生産性向上に貢献することができます。

BGMを導入する方法や導入の注意点

オフィスBGMの導入は、職場環境の改善や社員のストレス軽減に役立つ一方で、導入方法を間違えると違法となってしまう可能性もあるため注意が必要です。オフィスBGM導入方法として、オフィスBGMに特化した会社と契約する方法があります。

この方法は費用対効果を重視する場合におすすめです。専門家に任せることで違法になることもなく、効果的なBGMを提供してもらえます。次に、ストリーミング音楽配信サービスを利用することもオフィスBGM導入方法の一つです。

低コストで手軽に導入できる上、豊富な楽曲を選ぶことができます。ただし、個人利用を目的としているサービスの場合は、規約違反となる可能性も高いため、利用規約を確認したうえで利用するようにしましょう。

その他にも、音楽中心のラジオを流す方法や、CDやダウンロードした音楽を流す方法も考えられますが、ラジオは番組数に限りがあるため選択肢が限られてしまったり、CDやダウンロードした音楽は、著作権法や曲数の制約があるため、あまりおすすめとはいえません。企業のニーズや予算に応じて、最適な導入方法を選ぶことが重要です。

注意点

BGMを導入する際に注意が必要なのが著作権です。著作権とは、学術、美術、文芸作品などの文化物を保護する権利を指します。著作権には利用方法に制限があり、無許可での複製や頒布が禁止されています。

そしてオフィスでのBGM利用も、著作権による制限があるのです。著作権を無視してBGMを利用すると、著作権違反となり罰せられる可能性があります。そのため適切な手続きを踏み、著作権を尊重することがオフィスBGMを導入するうえで重要です。

工場や事務所など、従業員のみが視聴する場所では著作権料が必要ない場合もありますが、商業利用の場合や一般の客が出入りする場所では著作権料が必要になります。

オフィスでBGMを導入する際は、著作権に関する知識を持ち、適切な手続きを踏むことが不可欠です。選曲や音量にも注意を払い、社員のストレス軽減や職場環境の改善に努めましょう。

まとめ

オフィスBGMの導入は、社員の生産性向上やコミュニケーション促進に効果的です。適切なBGMは職場環境をより快適なものにし、社員のモチベーションや集中力を高めます。しかし、音楽の好みや時間帯、著作権など多くの要素を考慮する必要もあります。適切な導入と選曲によって、オフィスの雰囲気を良好に保ち、従業員のストレス軽減につなげましょう。是非、オフィス環境の改善に取り組む際には、BGM導入を検討してみてください。

おすすめ関連記事

サイト内検索

【NEW】新着情報

店内で流すBGMには、さまざまな効果があります。音楽が心地よく感じられると、顧客は滞在時間が長くなる傾向があり、適切なBGMは購買意欲を刺激し、顧客の心地よいショッピング体験を作り出すのです
続きを読む
近年、オフィスにBGMを流している会社は少なくありません。BGMによって得られる効果もあり、これからBGMを導入しようという会社もあるでしょう。そんなBGMですが、著作権には十分に留意する必
続きを読む
BGMを店内で流すメリットは、お店の雰囲気を良くしたり、顧客の滞在時間を延ばしたりすることです。そして、店内BGMの選曲や導入には、いくつかのポイントや注意点があります。本記事では、選曲のポ
続きを読む