オフィスBGMが社員の健康につながるって本当?

公開日:2025/06/01  

オフィス BGM 健康オフィスにBGMを導入することには、さまざまな効果・メリットがあります。とくに、リラックス効果やストレスホルモンの低下といった健康に関する効果は、健康経営を目指す企業にとって見逃せません。そこで本記事では、オフィスBGMが健康につながるのか、どのような効果を発揮するのかについて詳しく解説します。

オフィスBGMが健康に与える影響とは

オフィスBGMが健康に与える影響については、現代の働き方において非常に重要なトピックです。オフィスは1日の多くの時間を過ごす場所であり、長時間過ごすことで無意識のうちにストレスを抱える場合が多くあります。日々のストレスの蓄積が体調不良やメンタルヘルスの低下につながり、結果的に業務効率にも悪影響を与える可能性があります。このような状況に対処するために、オフィスBGMは効果的な方法として注目されているのです。

ストレスホルモンの低下

まず、オフィスBGMの最大のメリットのひとつは、ストレスホルモンを低下させる効果です。ストレスが溜まると、身体にさまざまな不調をきたすだけでなく、メンタル面にも悪影響を与えます。

しかし、音楽療法によりストレスホルモンが減少することが医学的に証明されています。とくに、リラックスできる音楽はストレス緩和に役立ち、働く人々の心身の健康を守るための有効な手段となるでしょう。

リフレッシュ効果

また、音楽にはリフレッシュ効果もあります。忙しい業務の合間に音楽を流すことで、気分転換が図れ、仕事のパフォーマンスを高められます。とくに、アコースティック楽器の音色ややわらかな音楽は心を癒す効果があり、疲れたときに心を落ち着けてリフレッシュするために最適です。

音楽の種類によってその効果も異なり、たとえばピアノの透明感のある音はオフィスに清潔感や安らぎを与え、集中力を高める効果があります。

リラクゼーション効果

さらに、自然音や伝統的な楽器もリラクゼーションに役立ちます。朝に小鳥のさえずりを流したり、ハープの音を取り入れることで、1日のスタートを心地よく迎えられます。

オフィスBGMの導入がおすすめな会社の特徴

オフィスBGMの導入は、特定の職場環境において非常に効果的な対策です。以下に、オフィスBGMを導入する際におすすめの状況を紹介します。

オフィスをリラックスした空間にしたい会社

まず、オフィスをリラックスした空間にしたい企業には、オフィスBGMが最適です。とくに責任の重い仕事や精神的に負担の大きい仕事をしている職場では、環境自体が緊張感に包まれやすくなります。このような状況では、社員がストレスを抱えやすく、うつ病などのメンタルヘルス問題につながるおそれもあります。

オフィスBGMを導入することで、リラックスできる空間を作りつつ社員の緊張をほぐし、心地よい環境を提供できます。たとえば、オフィス全体に穏やかな音楽を流したり、休憩室など息抜きのための空間にBGMを導入することが効果的です。音楽のリラクゼーション効果により、職場の雰囲気が明るくなり、社員同士のコミュニケーションの円滑化も期待できます。

社員のストレス対策を重視する企業

次に、社員のストレス対策を重視する企業にもオフィスBGMは最適です。現代の企業では、社員が1日の大半を職場で過ごすため、長時間の業務が身体的・精神的なストレスとなります。ひいては、パフォーマンスの低下や健康障害を引き起こす原因になります。

音楽は、社員のストレスを軽減するための手軽で効果的な方法のひとつです。リラックス効果や癒しの効果をもつ音楽を流すことで、社員の心身の健康を守り、ストレスの蓄積を防げます。

オフィスBGMの導入で効果を発揮した事例を紹介

ここからは、オフィスBGMの導入により健康面で得られるメリットが実証されている企業の事例をいくつか紹介します。

コミュニケーション不足が改善した事例

まずは、事務所の雰囲気が暗く、スタッフ同士のコミュニケーションが不足していた企業です。このオフィスでは、音楽を流し始めたことでコミュニケーションが増加しました。

オフィスBGMが会話のきっかけとなったうえに、集中力も向上しました。音楽を時間帯ごとに変えることで、オフィス全体の雰囲気が明るくなり、社員同士の連携も強化されたのです。

食品の注文センターの事例

次に、外食産業向けの食品を卸す商社の注文センターの事例です。ここでは、狭い空間で常に電話やFAXの音が鳴り響き、社員が集中力を欠くことが問題でした。

オフィスBGMの導入により、職場の雰囲気が明るくなり、音楽に合わせて業務にメリハリが生まれ、ストレスの軽減につながったと報告されています。

外資系企業がBGMを導入した事例

次は、スウェーデン本社の企業が日本のオフィスで導入したケースです。音楽は社員のメンタルケアやうつ予防に効果があり、音楽プログラムを週ごとに変えることで飽きることなく続けられます。

音楽の導入後、社員間のコミュニケーションが増え、職場の雰囲気も改善されたとのことです。

車の販売を行う企業の事例

最後に、車の販売を行う企業では、オープンなオフィス空間でお客様との会話が筒抜けになることが問題でした。音楽を導入することで、音漏れをカモフラージュし、業務に合わせた音楽の変化がタイムスケジュールの管理にも役立ちました

また、帰宅時間に合わせて流れる音楽が残業を抑制し、働きやすい環境を作り出したとのことです。

社員の健康につながるBGMの選び方

最後に、健康向上にぴったりなオフィスBGMの種類を紹介します。BGM選びで悩んでいる人は、ぜひご一読ください。

リラックス効果のあるBGM

リラックス効果のある音楽は、働く人々のストレスを緩和し、心身の健康をサポートします。たとえば、ヒーリングミュージックは、やわらかな音色が特徴で、心地よく包み込まれるような癒しの効果をもたらします。リラクゼーション・ギターは、ギターの暖かみのある音色が心を穏やかにし、落ち着いた気分になれます。これらは、忙しい業務の合間にリラックスしたいときに最適です。

さらに、朝のオフィスに流すのに適した音楽もあります。小鳥のさえずりとクラシック音楽の組み合わせは、オフィスに爽やかな雰囲気をもたらし、1日のスタートを快適に切ることができます。また、ヨガでよく使われるメディテーション・ミュージックは、深い呼吸と心を落ち着ける効果があるので、ストレスケアにも非常に有効です。

リフレッシュ効果のあるBGM

リフレッシュ効果のある音楽は、明るく爽やかな雰囲気を作り、活気を生み出すのに役立ちます。とくに、コミュニケーションを活性化させるために有効です。

明るくポップなインストゥルメンタル音楽は、爽やかな空間を演出し、社員同士の会話や協力を促進します。軽快なテンポの音楽は、元気を与える効果があり、仕事に対するモチベーションを高められます。

また、吹奏楽のワーキング・マーチは、力強く元気な雰囲気を作り、活力を引き出す音楽として非常に効果的です。オフィスでの作業が多い場合、エネルギーを高めて作業を効率的に進めるためのサポートとなります。

さらに、イージーリスニング音楽は1日の時間に合わせて流す音楽を変えることで、職場の雰囲気を柔軟に変えられます。たとえば、朝は静かな音楽、昼間は明るい音楽、夕方にはリラックスできる音楽を流すことで、社員の1日のリズム作りが可能です。

まとめ

オフィスBGMの導入は、社員の健康やパフォーマンス向上に大きな効果をもたらします。リラックス効果やストレスホルモンの低下、リフレッシュ効果が期待でき、業務効率やメンタルヘルスの改善にもつながります。とくにリラックス音楽や自然音、軽快なインストゥルメンタル音楽などを適切に取り入れることで、ストレス軽減やコミュニケーション活性化を図れるのです。実際に多くの企業で、オフィスBGMが社員の健康や職場環境の改善に役立っている事例も増えています。健康経営の一環としてBGMを導入する価値は非常に高いといえます。

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